設計・解析
求められる製品の品質、機能、コスト、デザイン等、様々な要素がここからスタートします。多田製作所では事前解析を必要とする成立性困難な製品、複雑なスライド機構を要する製品等の金型設計を得意としており、設計段階でのBESTなスタートをご提案致します。
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部品組付け・検査
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成形品解析(CAE)
- 充填解析
- 保圧冷却解析
- 繊維配向
- そり変形解析
- 金型冷却解析
- 強度解析
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金型設計
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1. CAE(流動解析ソフト)による各種解析
製品設計段階から、目で見える様々なご提案が可能となります。
- 製品成立性の確認
- 不具合を予測し対策を金型設計にインプット
- 成形サイクルの事前予測
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2. 多種多様なスライド機構を要する金型設計
独自のスライド構造により多種多様なアンダーカットの解除が可能(シリンダー不使用)
- 保守性を考慮した設計で長期間、精度の高い摺動を実現
- 省スペースにより多数個取りが可能
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3. CAE、CAD、CAMの連携による情報の共有
Solid Works社のCAE/CAD/CAMによる各種連携が可能
- Solid Works内でCAD/CAM/CAEが連携してる為、モデルへの変更は全て自動的にツールパスに反映され、短時間で設計変更の更新が可能
使用ソフト:Solid Works(CAD) / Timom Mold Designer /
金型製作
多田製作所における金型製作の原点は「人の成せる伝承された技と最新技術の融合」。金型とは製品を量産するためにあり、確かな金型は製品を量産するほど安定してゆきます。豊かな経験で培われた技術と、日々開発されるテクノロジーにより、これからも確かな金型造りを実現してゆきます。
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金型製作
- 金型重量: ~2,000kgまで
- コールドランナ仕様(2プレート/3プレート)
- ホットランナ仕様
- インサート用ロータリー2面仕様
- LIMS仕様
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1. 最新設備による高精度加工と評価
最新設備と適切な加工条件により、設計通りの加工を実現
- 加工条件のデータベース化により適切な条件を抽出、標準化
- マキノフライス製MC、NC、放電加工機による高精度加工
- 専用治具によるスライドタッチ面合わせ(スライド再製作時の精度保証が可能)
- 工程ごとに3次元測定器等を使用した加工精度保証
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2. 成形成立における金型調整
解析ソフト、経験による予測だけでは防げない不具合に対し金型加工と成形が社内で、できるからこそ、高いレスポンスでの調整が可能
- 部分的入れ子対応等により調整可能な構造で対応
- 厚肉によるヒケ、形状の倒れ等に対し、成形Try⇒測定評価⇒金型調整を短時間で対応
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3. 金型メンテナンスシステム
安定した成形を実現するための高度なメインテナンスシステムを構築
- 金型メインテナンス性を考慮した金型設計(誤組防止機能、分割機能等)
- 保守ショットの妥当性を定期的に見直し、金型の状態変化に追従
- 金型毎にメインテナンス手順を設定し、保守レベルを標準化
- 保守履歴をデータベース化しトレーサビリティに対応
射出成形
プラスチックは金属、ガラス、ゴム、木、あらゆる素材に代わる機能を持ち、様々な分野でより高い品質が求められています。多田製作所では、最新設備の導入と合わせ、高度な専門知識と金型部門との連携により、あらゆる可能性に向けてチャレンジを続けてゆきます。
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樹脂材質
- ABS,PA,PBT,PC,PE,POM,PP,PPS,PA,TPO,SILICONE等
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1. 様々なバリエーションに対応した設備
50t~200tクラスまでの成形機を設備(全てトラバース付属)
- 電動横型成形機 - 50t~200tまで計17台
- 電動竪型ロータリー成形機 - 70t : 1台100t : 3台
- LIMS成形機(シリコーン成形機) - 50t : 1台
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2. 二次元加工の自動化によるコスト削減
成形後の工程を自動化する事によりコスト低減と保証度向上
- ゲートカット、仕分け、計量の自動化
- センサー、カメラを使用した外観検査の自動化
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3. 成形技能士資格取得
安定した生産性及び品質の確保は、知識と経験を備えたオペレーターによって実現可能となります。
- 成形オペレーター全員が成形技能士資格を取得(1級、2級)
- 社内研修制度による金型メインテナンス講習等
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4.適切な測定器による評価、測定
図面要求への適合を評価できる適切な測定機器を設備
- ISO9001要求事項に基づいた校正、評価による測定機器の信頼性確保
アッセンブリ
成形単品の納入に留まらず、金型設計からアッセンブリまでを一貫して対応できる体制が多田製作所最大の強みです。プラスチック部品を中心とした他部品との組付けや、機能特性の評価等、様々なニーズにお応え致します。
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部品組付け・検査
- 超音波溶着
- 各種圧入
- パッド印刷
- 外観検査
- 機能特性検査
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1. 自動車用ウィンドウォッシャノズル
狙ったポイントに水を噴射するウォッシャノズルは金型、成形、組立において高い品質が求められます
- 超音波溶着
- 気密性、バルブ機能検査
- ゴムチューブアッセンブリ
- 射点無調整圧入
- 射点自動検出
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2. ウォッシャノズル流体解析
流体解析ソフトによって、流路を通る水の動きを予測し様々なニーズに対応した噴射形態をご提案可能
- 流路形状に対する水の動き、圧力をシミュレーション
- 拡散流路において特許取得
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3. 社内設計製作の各種治工具、検具
生産性、品質保証度、標準化を安定して維持するための治工具、検具を社内設計、製作
- 保証度評価に基づき、必要保証度を確保できる治工具を設定
- 金型部門と連携した治工具の整備、改善、保守が可能